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Keyアニメ最高作!「AIR」のあらすじ・ラスト考察・魅力を解説

Keyアニメ最高峰!「AIR」のあらすじ・ラスト考察・魅力を解説
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感動のシナリオで有名な、key作品のアニメ。若い人の間でも人気は衰えず、Keyアニメは根強い人気を誇っていますね。

そんなKeyアニメの中でも一、二を争うクオリティのアニメが、京都アニメーションが制作した「AIR」です。

AIRが放送されたのはそこそこ昔ですので、若い人は知らない人も多いと思います。絵柄もちょっと癖はあり、敬遠されやすいのも理由の一つ⋯。

「Charlotteめっちゃ良い!Angel Beatsめっちゃ良い!CLANNADめっちゃ良い!⋯AIRなにそれ?」みたいな人もいると思います!けど、そんな方にも是非じっくり見てほしい名作アニメなんです。

今回はそんなAIRのあらすじ・ラスト考察・魅力を解説をしたいと思います。

※ネタバレがありますので、未視聴の方はご注意ください。

Youtubeでの解説動画はこちら↓

感動のkeyアニメ!AIRのあらすじ

AIR

その町には夏が訪れていた。
バス停の前で人形を操るひとりの青年。その周りには子供が二人だけ。観客の興味を引くには、青年の芸は退屈すぎた。子供たちは興味を失い、その場を走り去った。
青年は旅のひと。彼の道連れはふたつ。手を触れずとも歩き出す、古ぼけた人形。
「力」を持つ者に課せられた、はるか遠い約束。

そんな彼に、話しかけるひとりの少女。 人なつっこく、無邪気に笑う。彼女との出会いをきっかけに、この土地での暮らしが始まる。

夏の情景に包まれて、穏やかに流れる日々。
陽射しの中で繰り返される、少女たちとの出会い。
夏はどこまでも続いていく。
青く広がる空の下で。
彼女が待つ、その大気の下で。
key公式ページより

舞台は夏。主人公の国崎往人(ゆきと)が町を訪れるところから始まります。

いかにも夏を感じさせるBGMとイラストが特徴的です。

ゲームでは「DREAM編」「SUMMER編」「AIR編」に分かれており、1,000年にわたるファンタジーも交えた壮大なストーリーです。

テーマは「親子の愛」とされています。(参考:AIRアプリ紹介ページ

CLANNADと同じく、家族愛をテーマにした感動作なのですね。Key初期の同じ頃に作られたKanon・AIR・CLANNADはKeyの代表的な三部作と呼ばれています。

その頃のKeyを支えた麻枝准(まえだ じゅん)さんがどの作品も幅広く手をかけています。(Kanonは真琴・舞ルートのみ?)どれも感動作ではありますが、やはり個人的にはAIRが一番好きです。CLANNADのラストやリトバスのラストも素晴らしかったですけどね⋯。

あの少年・少女は?AIRラストシーン考察(ネタバレあり)

AIRのラストシーンについて、一度見ただけでは分かりにくかった人もいるかと思います。

  • なぜ観鈴は死んでしまったのか?
  • 観鈴と往人はどうなったのか?
  • 最後に出てきた少年少女は?

こうした疑問が出てくるかと思います。一つずつ考察しましたので、解説いたします。

なぜ観鈴は死んでしまったのか?

AIR

Summer編が深くかかわってくる問題です。

神奈備命親子の翼人にかけられた呪いは、輪廻転生と共に繰り返され、生まれ変わりである観鈴も苦しめていました。

好きな人と深く接することが出来ず、友達も出来ずに発作を起こしてしまいます。

そして夢を見るたびに記憶を失っていき、最後には翼人の持つ膨大な記憶と呪いに、人の魂としての器が耐え切れず、亡くなってしまいます。

しかし、観鈴の発した「ゴール」という一言。これは二つの意味が込められています。一つ目は、愛する人(母親)の手の中という幸せな最後(死に場所)。そして二つ目は、翼人の記憶をすべて受け止め切れたという苦痛に耐えたという最後。

観鈴はもともと、ここまで耐えきれる予定ではありませんでした。これまでの人たち同様、記憶を受け止めきる前に死んでしまうはずでした。それが往人が消えた時のシーンですね。往人がいなければ観鈴は死んでしまい、晴子が帰ってきたときにはもう⋯という悲惨な状況だったことでしょう。しかし往人の力(法術)によって、観鈴は回復することが出来ます。

なぜ観鈴が回復したのかは、往人の法術によって人間としての魂を分け与えたのではないか?と思います。だから往人は人間の姿を失い、烏となった。そうして観鈴と往人、二人分の魂の力で翼人の記憶をぎりぎり受け止めきったのです。

観鈴と往人はどうなったのか?

AIR

人間としての観鈴は死んでしまいましたが、魂は空に還っていったと考えられます。その魂とはつまり神奈たち翼人の記憶を受け継いだ魂でもあります。

1000年間、呪いに苛まれてきた神奈たち翼人の魂。観鈴が受け止めきったことで、その魂は翼人としてのの宿命・呪いが浄化され、人として輪廻転生をすることができるようになったと考えられます。

その魂を、そら(往人)は迎えに行きます。そして二人で、宿命から解き放たれた普通の人間としての転生を果たすのです。

最後に出てきた少年少女は?

AIR

あの少年・少女は観鈴と往人が転生した2人でしょう。

どうやら往人は記憶を持っているようで、少年の「彼らには、過酷な日々を。そして僕らには始まりを」という言葉から読み取ることが出来ます。

苦しめられてきた翼人の魂は、ようやく愛する人と共に、人として生きられるようになったわけですね。これは、空で1000年間待ち続けた女の子が救われるという、壮大なお話の結末なのです。

AIRの魅力とは?Clannadと対照的に「母親と子の愛」が描かれたストーリー

AIR

AIRのテーマは「親子の愛」と最初の章で述べましたが、もっと詳しく言えば「母親と子の愛」が描かれています。

AIRのヒロインは4人。神尾観鈴、霧島佳乃、遠野美凪、神奈備命。この4人それぞれルートで、母親とのお話がメインとなっていますよね。父親といえば淡白な観鈴の父親が少し出てくるくらいです。

この点で、CLANNADとは対照的なんですよね。CLANNADは「家族」がテーマでしたが、詳しく言えば「父親と子の愛」がメインテーマでした。CLANNADとAIR、雰囲気は違うもののテーマは家族愛という点で似ているんです。

やはり家族の絆を描いたお話は、感動を誘われますよね。AIRは特に晴子が凄く良いキャラをしていると思うんです。ラストシーンは何度見ても泣いてしまいます。

CLANNADは全44話だが、AIRは全12話でおすすめ

AIR(C)VisualArt’s/Key/翼人伝承会

AIRと同じ家族に関する感動系アニメでCLANNADが挙げられますが、やはり「CLANNADのアニメは長い⋯」というのがウィークポイント。各ヒロインのルートをしっかりやってますからね。

比べてAIRは各ヒロインのルートをなぞっていながらも、無駄なく端的にまとめています。半日で全て見ることができ、中だるみもありませんのでCLANNADよりも個人的にはおすすめです。

ただしCLANNADより古い作品ですので、独特の絵(いたる絵)が受け付けない⋯という人もいるかと思います。原作などで慣れていれば全然気にならないんですけどね。

12話なので半日で見れますので、ぜひぜひ一気見してみるのがおすすめです!一週間かけてじっくり見るのもおすすめですが、後半は続きが気になって止まらなくなるのも注意です。

AIRはOP「鳥の詩」やBGM「夏影」など名曲も

AIRはストーリーもさることながら、OPやEDやBGMが超名曲なのも魅力の一つなんです!

特にAIRのOPである「鳥の詩」は、ニコニコ動画などでも「国歌」として有名ですね。ちなみに国歌というのはそのままの意味ではなく、国崎往人の歌なので国歌と呼ばれているんですね。いわゆるダブルミーニング。

鳥の詩はYoutubeでも1300万回再生⋯化け物クラスですね。

さらにEDの「Farewell Song」もOPの陰に隠れがちですが、これもかなりの名曲なんです!海と空、地平線を背景にした演出と非常に相まって最高ですね。

さらにBGMである「夏影」や、挿入歌である「青空」も最高なんです。

夏影のBGMは以下の動画です。

夏影はアレンジもたくさんあり、ボーカル入りも有名ですね。是非とも色んな夏影を視聴してみて下さい!

夏影のボーカル入りでおすすめは、Liaさんの「夏影 ~Cornwall summer mix~」や、茶太さんの「夏影 -AIRness-」です。

ボーカル無しのアレンジでおすすめは、「夏影 Ma-Na」です。

ほんと夏影は和を感じますね。久石譲さんのsummerに負けないくらい、日本の夏を感じる名曲だと思います。

AIRは感動的な話とプラスしてこれらの名曲たちに支えられ、芸術と称されるまでの作品になったのですね。

ほんとAIRやCLANNADのメインシナリオを担当し、夏影など音楽の作曲も手掛けている麻枝准(まえだ じゅん)さんのセンスは最強ですね⋯。(音楽に関しては折戸伸治さんも手掛けています。)

劇場版AIRは駄作なのでおすすめできない

東映アニメーション製作の、劇場版AIRもあるのですが、正直駄作です。

アニメのクオリティに感動して、当時中学生だった僕はAmazonで安かった映画版のAIRのDVDを嬉々として買ったのですが、見てみると「なんじゃこりゃ⋯」な感じでした。安いわけだと思いました。(当時2000円以下だった気がします)

いま改めて調べてみたんですが、この劇場版AIRはデザキエアーとも呼ぶらしいですね。監督が出崎統という人が担当したようです。

演出が独特で、何よりストーリーがかなり変わっているんですね。なんでも監督が原作を未プレイだったとか⋯。やはりアニメ化の際には、原作をしっかりやりこんでいる人が監督をして欲しいものですね。

なお劇場版CLANNADは劇場版AIRよりは、多少マシにはなったようです。もはや見てないですが⋯。素直に京都アニメーション制作のアニメ版を観るのがおすすめです。

DVDボックス購入の際も間違えないように!上記の「AIR Blu-Ray Disc Box (Newパッケージ)」を買いましょう。

AIRのアニメDVDは僕も持ってるんですが、パッケージの表紙の絵が素晴らしいんですよねえ⋯。

まとめ

今回は感動のkeyアニメである「AIR」のあらすじ・ラスト考察・魅力をご紹介いたしました。

やはりkeyアニメでは、個人的にKanon、AIR、CLANNADの三部作は必見です!リトバスとRewriteはどちらかといえば原作がおすすめです。

CharlotteとAngel Beats!はどちらかといえばエンタメ寄りですかね⋯。やっぱりAIRが個人的には一番感動するアニメです。5回以上は見ました。

そんなAIRを含め、Keyのアニメ作品は全てのものがdアニメストアで視聴可能ですので、登録がまだの方はぜひ登録してみて下さいね!

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※2020年4月時点の情報です。