教育

若者の自殺を防ぐためには、学生に自由休暇の権利が必要!有給義務化の次は教育改革を

若者の自殺を防ぐためには、学生に自由休暇の権利が必要!有給義務化の次は教育改革を
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現代の日本において、若者の自殺率は減少していないというのをご存じでしょうか?

あまりテレビなどでも取り上げられていませんが、非常に由々しき問題だと思っています。

若者の自殺の原因としては、やはり「いじめ」など学校関係によるものが多いようです。実際に夏休み明けである9月1日に自殺する学生も多いんだとか。

そんな現状を打破すべく、今回は、若者の自殺を防ぐためには、学生に自由休暇の権利が必要!ということを考察・主張してみます。

若者の自殺を防ぐには、学生に自由休暇の権利が必要

若者の自殺を防ぐには、学生に自由休暇の権利が必要です。

なぜなら、若者が自殺という選択をするにあたり、学校に行かないという選択が気軽にできないというのが大きな理由だからです。だから選択肢が限られる。辛いことを耐えて学校に行くか、いっそ死んでしまうか⋯という風に。

若者は「学校に行かない」という選択が難しい

「死ぬくらいなら学校なんて行かなくていい!」というのは簡単です。ただ、学校に行かないという選択を気軽にできないのが現状の学校環境なのです。

「学校は行って当然。学校を休めるのは病気の時だけ。辛くても皆がんばって登校している。」

そんな考えの人がほとんどなのではないでしょうか。先生・保護者などの大人も含め、それが当たり前と思っている。

まず「皆勤賞」とかいう存在が解せない。「学校に毎日来たから偉いね」と表彰される。裏を返せば、「学校に行かないのは悪いことだ」という認識を学校側が生徒に対して押し付けているともとれる。

大人は「会社に行かない」選択が簡単だ

若者と比べて、大人は会社に行かない選択が容易にできます。

まず今年から有給休暇義務化が始まりましたよね。いつでも好きな時に休むことが義務になったわけです。

また、職業選択の自由も保証されています。職場環境が合わなかったから転職するというのも、今ではよく聞く話ですよね。

そんな大人に比べて、精神的にも未熟なはずの若者が、「好きな時に休めない。転校なんてもってのほか」というのはあまりにも残酷ではないでしょうか。

休みたいときに休む。子供から大人まで当然の権利にしよう

「休みたいときに休める」。有給休暇義務化により、それが大人のルールになったわけです。

ならば子供にも、そのルールがあって然るべきです。

だから学生に自由休暇の権利を与え、「辛いときに学校を休むのは当然の権利だ」と教えなくてはいけない。

皆勤賞なんてもってのほか。むしろ自由休暇を導入し、それを使い切った人を表彰すべきです。

夏休みや冬休みが多少短くなってもいい。その代わりに年に10日程度でいいから、自由休暇を与えてあげなくちゃいけない。

休暇を与えるのは悪いことか

もちろん休暇を与えることで、学校の果たす役割が疎かになるという批判もあるでしょう。自由休暇を使って、平日に悪さをする学生も増えるでしょう。

ただしそれでも、守られるべき若者が自殺をしてしまうような、不完全な教育現場は許されるべきではない。生徒目線に立って、積極的に改革していかなくてはいけないんです。

電話相談の「いのちの電話」だとか、スクールカウンセラーだとか、そういう取り組みも大事だとは思います。ただ、学生にとっては、「相談よりも、休ませて欲しい」というのが本音なのではないでしょうか?

人に相談できないような悩みだって必ずあるものです。とにかく学校に行きたくないんだ、という思いをくみ取ってあげることが大事。皆さんにもそういう時は多々ありますよね。

たとえ多少のデメリットがあったとしても、いつでも自由に使える休暇があることは、生徒にとってとても嬉しいことであり、時には救いになると思うんです。

自由休暇を使い切ったら?

自由休暇を使い切った生徒に対しては、ビデオ学習などの補習をすることによって、休みを延長できるなどの取り組みも面白いかと思います。

とにかく不登校へのマイナスイメージを払拭しなくちゃいけない。長期で休んだっていいんだ、もっと学校は気軽に行くべきものなんだ、という認識へ変えていかなくてはいけない。

「大学は人生の夏休みだ」という言葉を聞いたことがありますが、大学くらいの自由さに中・高も変えていっていいんじゃないでしょうか。昔と比べて今は豊かな時代になったと思います。教育現場も時代に合わせて変えていくべきです。

そもそも教師の多忙化が問題視されてますが、生徒が自由に休めないのに先生が自由に休めるわけないと思いませんか?私も教師をしていた経験がありますが、自由に有給を取っていた人なんてほとんどいなかったですよ。

学生にもっと選択の自由を

最近ではゆたぼんという小学生がyoutubeにて、「不登校の自由」を主張していましたね。

賛否両論あるものの、やはり小学生ですら「学生には自由に選択する権利が乏しい」と感じているのは由々しき問題だと思います。

子供にだって自分の生き方を選択する権利がある。クラスの人間関係がどうしても辛いなら、逃げ出したっていいじゃないか。

「大人だけでなく、学生にも自由休暇の権利を。」それが当サイト管理人からの願いです。