皆さん、Key作品のアニメ見てますか?
Keyとは「kanon」「AIR」「CLANNAD」を始め、数多くの名作を生み出してきたビジュアルアーツのゲームブランドです。
Keyの作るゲーム作品はその作り込まれたストーリーから多くのファンの心を掴み、気付けばKey原作のアニメ作品もかなりの数になりました。
現在では八種類あるKeyのアニメはそれぞれどんな違いがあるのか、まずは何を見れば良いのか迷う方も多いと思います。
そこで今回は、Keyのアニメを全てまとめ、個人的な感想とランク付けもしてみました。
本記事ではおすすめ順になっていますので、鍵っ子の方(keyのファン)もこれから見ようという方も、どうか最後までご覧ください。
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Key作品のアニメをおすすめ順に紹介
Key原作のアニメ作品をおすすめ順に1位から紹介していきます!
AIR
(C)VisualArt’s/Key/翼人伝承会
2005年放送、全12話。京都アニメーション制作。
ランク:S
脚 本:★★★★★+★
音 楽:★★★★★
作 画:★★★★☆
演 出:★★★★★+★
泣ける度:★★★★★
京都アニメーションが「けいおん!」以前に制作した伝説のアニメ!大ヒットを記録した人気ゲーム「AIR」の素晴らしいストーリーと音楽が織りなす世界観を忠実に再現!<Amazonプライムビデオより引用>
2ちゃんねるにて「AIRは芸術」と言わしめた作品。
その肩書き通り、脚本も音楽も演出も本当に素晴らしいです。
絵柄はなかなか特徴的でもありますが、背景の美しさなどは今のアニメよりも味があって好きです。
テーマは言うなれば母と子の愛。
ヒロインが三人+一人いますが、全エピソードにおいて母と子の絆が中心となって描かれています。
テーマとしてはClannadと対を成し、季節的にはkanonと対を成すこの作品。
「鳥の詩」や「夏影」などはニコニコでも有名なので、歌だけ知っているという方も多いのではないでしょうか。
未視聴の方は全13話と短めなので、ぜひご覧になってみて下さい。8話のsummer編くらいから格段に面白くなります。
DVDの表紙も綺麗ですよね。
アニメ「AIR」が配信されている視聴サイトはこちらです。↓
アニメ「AIR」のネタバレ考察・レビューはこちらです。↓
CLANNAD(クラナド)
(C)VisualArt’s/Key/光坂高校演劇部
2007年放送、全44話(二期のAfter Story含む)。京都アニメーション制作。
ランク:A
脚 本:★★★★☆
音 楽:★★★★☆
作 画:★★★★☆
演 出:★★★★☆
泣ける度:★★★★★
「けいおん!」の京都アニメーションが贈る伝説のアニメ。
原作はピュアな感動に満ちたストーリーで人気を博した同名の恋愛アドベンチャーゲーム。<Amazonプライムビデオより引用>
2ちゃんねるにて「Clannadは人生」と言わしめた作品。
高校生の主人公が、大人になり家庭を持った後までが描かれています。
テーマは言うなれば父と子の愛。
子供の時は分からなかったことが、大人になると分かるようになる。そんな誰しもに当てはまるようなことを強く気づかせてくれます。
原作のボリュームは100時間ほどにもなり、keyの代表的シナリオライター麻枝准による集大成ともいえる作品です。
それだけにラストを迎えた時の感動は凄まじいです。アニメでは描いてないルートもたくさんなので原作もお勧め。
アニメ版も十分面白いのですが、オリジナルの部分など納得いかないところもあったりします。風子出てきすぎだったり、二期のOPとEDでLia推しだったり。個人的にはやっぱりClannadのテーマソングといえばriyaさんなのかなと思いますし、ラストは「小さなてのひら」で締めて欲しかったです。ということで無駄のないAIRよりはランクが下の印象。
アニメ「Clannad」が配信されている視聴サイトはこちらです。↓
Kanon
(C)VisualArt’s/Key/百花屋
2006年放送、全24話。京都アニメーション制作。
ランク:B+
脚 本:★★★★☆
音 楽:★★★★☆
作 画:★★★★☆
演 出:★★★★☆
泣ける度:★★★★☆
多くのファンを持つ伝説のゲーム「Kanon」。この人気ゲームを「AIR」や「けいおん!」などを手がけた京都アニメーションが完全アニメ化!<Amazonプライムビデオより引用>
Keyの記念すべき1作目に制作した恋愛アドベンチャーゲームであり、Keyを人気ブランドに押し上げた作品。
原作はかなり古めで、1999年発売。
冬の寂しげな雰囲気と、温かな登場人物の掛け合いが絶妙に絡み合う作品です。
ちなみに麻枝准さんが担当したのは真琴と舞のエピソードで、Clannadが好きな方はそれと似た部類のストーリーなので、ぜひ視聴をお勧めします。
アニメ「Kanon」が配信されている視聴サイトはこちらです。↓
planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜
©VisualArt’s/Key/planetarian project
2016年放送、全6話。david production制作。
ランク:B+
脚 本:★★★★☆
音 楽:★★★★☆
作 画:★★★★★
演 出:★★★★☆
泣ける度:★★★☆☆
世界大戦後の降りやまない雨の世界。細菌兵器の影響で、人々に見捨てられた最も危険な街【封印都市】。その、デパートのプラネタリウムに、ロボットの少女がいた。彼女の名前は“ほしのゆめみ”。彼女はプラネタリウムの解説員で、1年間にたった7日間しか稼働することができない壊れかけのロボットだった。そこで彼女は、30年間いつか誰かが訪れることを信じて、1人誰もいないこの世界で待ち続けた。そして、30年目の目覚めたその日に、彼女の前に1人の男・“屑屋”が現れた。貴重物資を回収することを生業とする彼は、【封印都市】に潜入中、都市を徘徊する戦闘機械(メンシェン・イェーガー)の襲撃にあい、このプラネタリウムに迷い込んだのだった。1年で7日間しか稼働できないロボットの少女が、目覚めたまさにその日に訪れた偶然。そこで起こった奇跡とは――。<Amazonプライムビデオより引用>
短めの作品なのでサクッと見れます。
「planetarian ~ちいさなほしのゆめ~」が全6話で、「planetarian~星の人~」が劇場版で約2時間です。
メイン声優のすずきけいこさんは僕も大好きな声優さんで、リトバスの三枝葉留佳やRewriteの中津静流の声も担当しており、演技が本当に素晴らしいです。
作画もとても良く、退廃的な世界の中での一時の美しさを切り取った作品です。
「planetarian~星の人~」のEDはとても良く、しんみりとした感動がありました。
Angel Beats!(エンジェルビーツ)
©VisualArt’s/Key/Angel Beats! Project
2010年放送、全13話。P.A.WORKS制作。
ランク:B
脚 本:★★★☆☆
音 楽:★★★★★
作 画:★★★★☆
演 出:★★★☆☆
泣ける度:★★☆☆☆
舞台は死後の世界運命に立ち向かう少年少女たちの物語なんらかの理由で最後を遂げた少年・音無は、死後の世界の学校で、ゆりと名乗る少女と出会う。彼女は神に反逆する「死んだ世界戦線」のリーダーで、天使と日夜激戦を繰り広げていた。そして、立ちはだかるは神の使い・天使。それは、可憐なひとりの少女だった。生前の記憶が無く、この死後の世界で何が起きているのかも分からず戸惑う音無。彼は、ゆりたちと共に戦う道を選ぶことにしたのだが…。<Amazonプライムビデオより引用>
原作のゲームは無く、後からゲームが作られるというこれまでとは違った形のKeyによるオリジナルアニメ。
第一印象として、これは万人受けする内容だなと感じました。ギャグとシリアスのバランスが良く、男キャラが多くてギャルゲ感がないので他人に勧めやすいですね。
Girls Dead Monsterというバンドが作中に登場するのですが、かなり名曲揃いです。麻枝准さんがシナリオの前線から退いて、音楽に集中し始めた時期ですね。
話もなかなか面白いのですが、ちょっと設定に無理があったりも。天使とあれだけ戦っておいて、結果的にあれはないかなぁ⋯って感じ。
個人的に泣けるアニメというよりはエンタメ要素の強いアニメでした。知名度もあり、かなりお勧めしやすいアニメです。
Charlotte(シャーロット)
©VisualArt’s/Key/Charlotte Project
2015年放送、全13話。P.A.WORKS制作。
ランク:B
脚 本:★★★☆☆
音 楽:★★★☆☆
作 画:★★★★☆
演 出:★★★☆☆
泣ける度:★☆☆☆☆
思春期の少年少女のごく一部に発症する特殊能力。人知れず能力を駆使し、順風満帆な学園生活を送る乙坂有宇。そんな彼の目の前に突如現れる少女、友利奈緒。彼女との出会いにより、暴かれる特殊能力者の宿命。それは麻枝 准が描く青春を駆け巡る能力者たちの物語―――。TVアニメ『Angel Beats!』放送開始から5年。麻枝 准が原作・脚本を手掛ける、完全新作オリジナルアニメーションが遂に始動。<Amazonプライムビデオより引用>
「Angel Beats!」に続く2番目のKeyオリジナルアニメ作品です。
まず設定が面白く、コードギアスさながらのダークヒーロー感に目新しさを覚えました。
後半の衝撃的な展開も面白かったですが、やはりAngelBeatsと同じくエンタメ寄りといった印象。
EDの「灼け落ちない翼」が非常に良い曲でお勧めです。メインで映っているヒロインの友利奈緒もしゃべり方など可愛くて人気ですね。
欲を言えば、他のキャラが後半出番が無かったので、見せ場などもう少し欲しかったか。
リトルバスターズ!(Little Busters!)
(C)VisualArt’s/Key/Team Little Busters!
2013年放送、J.C.STAFF制作。
ランク:C
脚 本:★★★☆☆
音 楽:★★☆☆☆
作 画:★★★★☆
演 出:★★☆☆☆
泣ける度:★★★☆☆
絶望の淵にいた少年、直枝理樹。そんな彼に手を差し伸べたのは、正義の味方「リトルバスターズ」のリーダーを名乗る棗恭介だった。それからはずっと、お祭り騒ぎのような日々。いつしか理樹の心の痛みも少しずつ癒されていった。あれから数年。恭介の就職活動が始まり、理樹は仲間たちがバラバラになることを心配していたが…。<Amazonプライムビデオより引用>
原作がギャルゲとしては珍しく、「友情」をテーマにした作品。
一期「リトルバスターズ!」が全26話、二期「リトルバスターズ! 〜Refrain〜」が全13話です。
まず初めに言っておくと、私は原作は大好きです。後半に男同士の友情が描かれ、その感動的なシーンにかなり泣きました。
それでアニメにもかなり期待していたのですが、見てみると「悪くは無いんだけど少し違うかな…」という印象。
作画はJ.C.STAFFらしい可愛いキャラが動いていてとても楽しめたのですが、問題は演出かな?と思います。
日常のギャグがとても面白い作品なのですが、アニメでは活かしきれなかった印象。あとはルートが多いので、アニメだと中だるみしちゃいがちですね。
音楽に関しては、二期のOPとEDが気に入らなかったのでちょいとマイナス。
雨のち晴れ、遥か彼方、song for friendsという名曲があるのにそれだけで良かったのでは⋯と思いますが、これも大人の事情なんですよね。
Rewrite
©VisualArt’s/Key/Rewrite Project
2016年放送、全24話。エイトビット制作。
ランク:E+
脚 本:★☆☆☆☆
音 楽:★★☆☆☆
作 画:★★★★☆
演 出:★★☆☆☆
泣ける度:★☆☆☆☆
緑化都市、風祭。文明と緑の共存という理想を掲げたこの都市に住む天王寺瑚太朗は神戸小鳥、吉野晴彦らの友人たちと平凡な日々を送っていた。そんな平和な風祭市に、年一回の騒がしい時期が訪れようとしていた。都市を上げての収穫祭。巨大な文化祭のようなその催しに、瑚太朗は記事のネタ集めをすることに。風祭では未確認生物の情報や、オカルトチックな噂がまことしやかに囁かれていたからだ。同時期、瑚太朗の身に不可解な出来事が降りかかり始める。瑚太朗はオカルト研究会の部長、千里朱音に助けを請い、知り合いの生徒たちをも巻き込んでの調査を開始するのだった。それは瑚太朗にとって、ちょっとした冒険心のつもりだった。騒がしく仲間たちと過ごしていけるなら、それで良かった。瑚太朗はまだ気付かない。それが誰も知らない『真実』の探求へ繋がっていくことを。<Amazonプライムビデオより引用>
初めに申し上げますが、私は原作の大ファンです。五週以上はしました。
シナリオライターが非常に豪華で、「家族計画」で有名な田中ロミオさんを中心に、「ひぐらし」の竜騎士07さんや、「リトルバスターズ」でも参加した都乃河勇人さんが担当。どのルートも外れが無く、樋上いたるさんの絵も綺麗でUIも良く、非常にバランスの取れたゲームでした。
アニメ化が決まったときめちゃくちゃ嬉しくて、自分ならこういう構成にするな~とよく考えていたものでした。メインヒロインの小鳥ルートを中心にして、MOON編の回想シーンに個別ルートを組み込むかなー、けどどのルートも名作揃いなのでどれを中心にしても失敗はしないだろうなーという風に考えていました。
しかし蓋を開けてみれば、原作のどのルートにも沿わないオリジナルストーリー(篝ルート)を展開。それで面白い内容ならいいのですが、回が進むごとに視聴者からは辛辣な意見が増加。私にとってもただの原作ブレイカーでした。
篝に神秘性の欠片もないし、ギルパニの扱いはひどく、ガーディアンの二人の意志弱すぎ、大事なシーンはカットする代わりに無駄なお色気シーン多すぎ。二期も渡りの詩とCANOEは前半のみ。本当に大事なシーンはひたすらカット。脚本書いた人は花澤香菜さんのご機嫌取りでもしたかったのか?一期で喋らないからこそ良いんじゃないのか。何が篝ルートだよOVAでやれ。
特に、Terra編における江坂さんが湖太郎の便所飯を発見してお節介を焼くエピソードは個人的にカットしないで欲しかったです。日常パートで江坂さんの温かさがあってのあのシーンなのに。
戦犯は監督の天衝さんなのか脚本家のあおしまたかしさんなのか知りませんが、もっと原作を大事にしたアニメ化をして欲しかったです。作画も色々いわれてましたが個人的には全然良かったですし、声優さんもラジオなどで盛り上げようと頑張ってました。
原作は物凄くお勧めなので、ぜひやってみてください。友人も師匠も恋人も犠牲にして、それでもなお目標に向かって突き進む主人公の姿に胸を打たれます。
神様になった日
©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project
2020年放送、全12話。P.A.WORKS制作。
ランク:F
脚 本:★☆☆☆☆
音 楽:★☆☆☆☆
作 画:★★★☆☆
演 出:★☆☆☆☆
泣ける度:★☆☆☆☆
彼女が神様になった日、世界は終焉へと動き出した――高校最後の夏休み、大学受験を控えた日々を送る成神 陽太の目の前に、ある日突然「全知の神」を自称する少女・ひなが現れる。「30日後にこの世界は終わる」そう告げるひなに困惑する陽太だったが、神のような予知能力を目の当たりにし、その力が本物だと確信する。超常的な力とは裏腹に天真爛漫であどけないひなは、なぜか陽太の家に居候することが決まり、2人は共同生活を送ることになる。「世界の終わり」に向けて、騒がしいひと夏が始まる。<dアニメストアより引用>
いや、ひどかったですね…。
感動のストーリー作りを意識しすぎたのでしょうか。
キャラが弱すぎる。
Keyの魅力はもちろんストーリーなんですけど、それはすなわちキャラの魅力でもあるんですよ。
今作、正直言って魅力的なキャラいなかったんですよね。それがかなり辛かった。
かといってストーリーも、AngelBeatsやCharlotteのような衝撃的な展開もなかったですし、正直よく分からなかった。
だーまえの次の作品に期待したいところです。
まとめ
Keyのアニメ作品をおすすめ順にご紹介いたしました。(※ショートアニメ「かぎなど」は除く)
どの作品も個性があって面白い作品なので、ぜひ見たことなかった人はご覧になってみて下さい。
個人的にKanon、AIR、CLANNADの三部作は必見です!Keyを代表する3作ですね。
リトバスとRewriteは原作がひたすら面白かっただけに批評が多くなってしまいましたが、絵柄も可愛いなどしっかりと良い部分もあるのでお勧めです。
Keyのアニメ作品はほとんど全てのものがdアニメストアで視聴可能ですので、登録がまだの方はぜひ登録してみて下さい!
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海外の違法アップロードでアニメを見るのではなく、どうせならしっかりとした正式なサービスでアニメを見ましょう!
それでは、これからも感動必死のKeyアニメライフをお送りください!
他にも今期アニメの話題などであれば、是非ANICoのDiscordチャットにもお立ち寄りください。
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※2020年記事投稿時点での情報です。[PR]